福山市農林水産振興ビジョン
計画期間
2022年度から2031年度までの10年を計画期間としているビジョンです。
農林水産業の現状と課題
分野別の現状と課題
都市化の進行で優良農地の減少が進んでいる
林業
森林面積26,096haのうち天然林は19,587ha(農地面積の約75%)を占めている
令和3年6月本会議で一般質問させていただきました森林整備と自然災害についてはこちらをご覧ください
↓
【一般質問】令和3年6月本会議一般質問 - 福山市議会議員 田口ゆうじ コミュニティマーブル
林業の復活を考える中で
この木材生産用の木材は現状採算も合わず
なかなか難しいので
環境整備のための林業とならざるおえない状況です
しかし
山の整備を行わないと
どんどん山は荒れてしまい
有害鳥獣問題や、自然災害等に繋がっていきます
そして、山の整備を行わないで成長した木の伐採や
荒れた山の中は
危険な作業にほっておけばどんどんなっていきます
昔のように山を活用した自然と共生している社会が理想的ですが
現在の生活に合わせた自然との共生型社会を
考えていかないといけません
以前まとめた
江戸時代の話が理想的な生活です
【江戸の分権型社会】全国市議会議長会研究フォーラムの基調講演を聞いて - 福山市議会議員 田口ゆうじ コミュニティマーブル
水産業
漁獲高がどんどん下がってきている
その原因の一つに
海の貧栄養化が言われています
山からのミネラルが海に流れているも
山が荒れることによって減ってきていることも考えられます
後は
下水整備、浄水施設などで浄化した水を戻していますが
綺麗にし過ぎているのではといった意見もあります
工業用排水など環境問題になるような排水の処理は規制をし
管理する必要がありますが
糞尿の排泄物に関しては
人にとっては汚いものでも海にとっては栄養になっていた部分もあり
なんでもかんでも人間にとってきれいな状態にするのは
自然にとっては悪影響を及ぼすものもあると
私は考えております
この辺ももう少し勉強していかないといけませんが
自然と共生していくためにも
人間中心の考え方から環境にいい流れをつくっていく必要があると思います
めざす姿
ここで掲げられている
農林水産業が稼ぐ力を高め
美しく活力ある農山漁村地域が
継承されている
素晴らしい目標です
実現するためのビジョンであるので
ぜひ実現してもらいたいと思います
しかし現時点では
現状把握が数字のみの分析になっており
実情の分析が乏しいように感じています
その辺は
実態を私もしっかり訴えていき
このビジョンが実現できるようにしていきたいです
私の目標でもある
一次産業を盛り上げる
の実現と同じ方向性です
私は農業林業を中心に現在取り組んでいて
実態をあまり反映されていないと感じているのは
生産者は若手もいて頑張って生産しているのですが
野菜が収穫できるタイミングで、安定した売り先がないということです。
生産者は、自然の変動とたたかいにがらようやく出来た農産物は
ほとんどが市場に卸すのですが
市場では販売、商流にのせるために
規格内にあったサイズ、指定の箱、形の綺麗なもの
といった形で選りすぐったものしか引き取ってくれません。
形が悪くても、味も利用目的も野菜としてはなんら問題ないものですが
残念ながら、消費者に届くことはありません
こういった野菜をまるまる引き取って生産者が販売のことを考えないようにしてあげればもっと生産者の所得は上がってくると思います
現在、ECサイトなどを活用した付加価値の高い野菜を提供している
生産者も増えてきているので
今後は、独自の販売ルートを作り上げた生産者が生き残っていく
そんな状態になってくると思いますが
限られた生産者が農地を集積していく状態になってくると思います
そんな時に、農地の所有者が農地を気持ちよく貸してくれるかどうかも
今後の農地利用に大きなテーマとなってくると思います
そのために
人・農地プランの作成を推進していきたいと私は考えています。
【松永地域の農業】5月19日人・農地プラン勉強会 - 福山市議会議員 田口ゆうじ コミュニティマーブル
農業
林業
水産業