福山市議会議員 田口ゆうじ コミュニティマーブル

関わる全ての人を幸せにしたいが私の理念です。多くの人が関わり合って助け合いながら共同で街をつくっています。街づくりを通じて幸せを感じれる人生を築ければこれほど素敵な事はないです。皆さんと楽しみながらいい街をつくりたいと思ってます。そんな考えの私が街に関する事、面白い取り組みなどを発信していくブログです。どうぞよろしくお願いいたします。

【同友会福山支部例会】エフピコダックス㈱ 多様性の垣根を超える これからの企業経営者に求められる感覚

23年8月9日

広島県同友会福山支部の支部例会で

多様性の垣根を越えることが企業の要

エフピコダックス(株)
岩井久美社長に講演してもらいました。

 

 

 

 

 

福山支部長水ノ上さんの挨拶

 

 

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女性部会長 齊藤さんの説明

 

 

 

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全国平均とエフピコダックスの実績

 


社長に就任して3年

 

障がい者雇用率 2.5%

国の定めている数字


これを達成出来てる会社は50%満たない

 

 

エフピコダックスは12.5%

 

定着率
平均は3.5年

 

37年前から働いてる障がい者もいる。
定着率98%

 

現在障がい者雇用365名
その7割が重度

 

 


特例子会社制度

大きな会社が持っている制度
グループでの障がい者雇用率を分けることができる。

就労継続支援事業
A型支援
ほとんどが短時間労働

B型支援
雇用しない
月に1万6千円

 

全国の障がい者の状況


障がい者 全国にどのくらいいるか?

964万人 日本の人口の約1割

(参考に広島県の人口268万人)

 

 

今の企業は人手不足で倒産もあり得る時代

20年後労働人口が400万人減る
障がい者手帳発行数は右肩上がりで増えている

 

 

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特別支援学校の卒業生の進路

 

特別支援学校卒業生は毎年2万人
その7割が社会福祉施設などに入所
社会保障費をかけて担っている

 

施設から就職につながっている人は
毎年4%ぐらい

 

障がいのある方が就労に繋がることは

社会保障費(税金)の負担も減っているということ

 

 

 

 

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彼らが働ければ
いい事づくし

障がい者のある人がどれぐらい働いているのか?

ほとんど働けてない
短時間労働で日雇い

 

 

岩井社長の経緯


3年前は
係長で現場でバリバリだった。
社長になる話がきた。
3日間悩んだ、辞めることも考えた。

代表に評価されている事を感じた

199名の従業員

1年経って経営面白いと感じた。
従業員が可愛くて仕方がない。

全国5工場の数値情報がどんどん集まってくる。

ボーナス査定の時に1週間ぐらい寝れない。
一軒家を建てた
家族手当がなくなってる
電話して確認する

 

 

定着率が高い理由


母性の感覚で経営している。

健常者も多様性に満ちてる。
税務署から差し押さえの通知がきた。
状況を確認する。
すぐ工場に行ってヒアリングする。
50万ぐらい
会社貸付の制度を使わせる。

掃除機を盗む

景品で掃除機を抽選で当てさせる

様々なことを問題視しない。


休憩時間にロッカーで血だらけ
拭いといてと言って
消えなかったら弁償ねと伝える


ファブリーズを顔にかける
250円もらう

問題視しないのでしなくなる。

精神障害の発症
日本がトップ

職場の人間関係が悩みの1番

海外は家族のことや未来のことが悩み


何かが欠けているから障がい者ではない

普通と違うから障がい
普通の幅を広く持つと
受け入れられるようになる。


決められた時間でやる
徹底して効率を上げる。
女性は男性と比べて使える時間に限りがある

ノー残業
10時間以内にしてもらう。

従業員の時間を搾取するやりかたが本当に経営ですか?

人を増やすよりも、一人一人のパフォーマンスを上げていく。

作業所から就職に繋げる
4%を上げるには

障がい者雇用は特別なものじゃない
働いている人がたまたま障がい者だっただけ

多様性という言葉に偏りすぎると違う感じになる。
一人一人に向き合う
障がい者のA君ではなくてA君を雇用している。

 

 

障がい者が人口の1割なら

 

誰でも働ける場所を提供していく。
障がい者が1割なら
障がい者に関わる人は3割になっているはず

 

どんな人でも


人は求められているからやる

必要とされていることを感じることが人としての最高の幸せ

 

 

仕事が好き

あなたが必要

199名
ちゃんと見てあげる

 

37年間の歴史を徹底的に調べてどんな事をしてきたのか?何に失敗してきたのか?
それぞれのマネージャーが判断するための基準をデータ化してきた。

歴史をしっかり従業員に伝える

 

テーブル討論

 

 

 

私は11テーブルで

討論テーマ 良い会社をつくるために多様性は必要だと思いますか?

自社の多様性の垣根は何ですか?

また、どうやってその垣根を越えますか?

でした。

 

働きやすい環境をつくることで働き方について色々な意見がでました。

勤務時間を決めさせる

主婦が多いので総時間を決めてあとは融通をきかせる。

自分のできる範囲で負担を感じない状態をつくる

ほぼ任せている

などが出ました。

垣根をどのような時に感じるか?については

空気を読む事を求めているだったり

経営者自身が出来ないと決めつけていないか?

だったりとありました。

 

その辺を変えるために

働く環境を変えてみる

席替えをしたり、チームを変えたりなど

反発が出ても、とりあえずやってみようと挑戦することも大切だといった意見もありました。

 

 

まとめとして

一人一人の社員に経営者がしっかり向き合うこと

経営者自身が固定概念をもたず、決めつけず

どうしても難しい時は環境を変えるなど行い、とりあえずやってみることが必要といった話でまとまりました。

 

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参加者がたくさんいて緊張しました。