本日は市議会議員の先生私を入れて7名と松永浄化センターを見学させて頂きました。
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松永浄化センター
最初に施設の概要説明を会議室でして頂きました。
2019年度の実績は
処理能力7400トン/日に対して6636トン/日となっており現在能力いっぱいの稼働をしているとの事でした。
事業計画としては処理面積639.3haに対して現状は566.7haと小さいのですが区域内の人口が増えているので、計画では21620人の予定でしたが現在26510と大きく増えてきている。
設備管理は水ingが管理していて14人体制で24時間見ている
ポンプ棟
はじめに各家庭から下水道を通ってたどり着くのが除害設備で、大きなゴミなどのものを排出する
大きなゴミなどのを一度スクリーンで除去する
払いのけられたごみはコンベアに載って一か所に集められ人の手で外へ排出される
最初沈殿池
屋上に上がり水処理の工程を確認しました
反応タンク
菌を活性化させるために空気をおくりこむ
メンテナンスは24時間稼働なのでほぼないそうです。
空気がずっと噴き出していて中の汚泥を攪拌しながら活性化させ分解してもらいます
微生物の活発に活動する快適な温度は25度~30度くらいで30度超えてくると微生物もバテて活動がおとなしくなるらしいです。
一般的な水処理施設の処理法は標準活性汚泥法と言いまして微生物に分解してもらうやり方なので、微生物あっての水処理といえます。
この時点で水と汚泥を分解させて水は最終処理に、汚泥は前工程にもどす
写真のパイプの中には汚泥が入っていて、この時は上の部分が少し透明になっている状態でした。何時間かたったら分解されてきて透明部分が目で見てわかる状態になるみたいです。
最終沈殿池
この部分の水はかなり綺麗な状態で、上澄みは全て放流手前まで来ています
塩素混和池
最終処分場で塩素を混ぜて海に放流する
汚泥処理場
汚泥は水分をスクリュー脱水機で80%の水分を脱水するとケーキのスポンジ状になり、その状態で箕島の固形燃料の原料として使用されます
汚泥は、文字からすれば汚い泥ですが、この汚泥の中には微生物がふんだんに盛り込まれていて脱水して圧縮することでかなりのエネルギー資源(微生物の塊)へと生まれかわります。
このように汚泥も100%リサイクルできるように取り組んでいました。
相生ポンプ場
写真ではわかりにくいですが、松永浄化センター内に相生ポンプ場がございます。
一般的なポンプの形状とは異なりこちらのポンプ場はスクリュー式のポンプとなっておりました。
丁度見学中にポンプが作動し、大型のスクリューで水をかき出しておりました。
実験棟
JFEエンジニアリング殿が実験プラントを立てておりました。
施設の処理能力に比べれば実験段階なので処理は少ないですが、処理膜を利用した機械式の分解方法で、生物を活用するのは一緒なのですが機械的に効率的に処理が出来る設備との事でした。
専門的な話でなかなか理解できませんでしたが、期待の技術です。
2年前に建設されてこれから実験的に運用していくとの事でした。
機織ポンプ場
松永浄化センターから少し離れていますが、機織ポンプ場も見学させて頂きました。
ごみを除去するスクリーンが入口に入ってすぐにありました
上の階に上がると大型のガスタービンと減速機が現れました
出力は220kWです。
下の階に降りたらポンプ部分が現れました。
2基備えついておりました
吐出量204㎥/分 1分間に204㎥吐き出す機械2基なのでMAXで408㎥/分の能力があります。
小学校にある25mプールが360㎥なので一台たったの2分でプールの水を全部吐き出すことになりますね