2020年8月19日の中小企業家同友会のD地区例会は日鐵鋼業の能登社長のお話を聞かせていただきました。
コロナ禍でzoomでの開催となりました。
日鐵鋼業さんもコロナの影響で売り上げが下がってきているとの事でした。
雇用対策助成金などを活用しているとの事です。
そんな厳しい中でも社員一人一人と面談し会社の事は心配しなくていいと安心して貰いながら、今まで行ってきた3S活動を更に進化させるために、出来ていなかった業務分担や多能工化を進めたり、QMSでミスを削減させたりと活動を進めているところはさすが能登社長だと思いました。
また、もの補助を活用してペーパーレス化も進めているとの事で常に進化する経営姿勢は素晴らしいと感じました。
お話の内容は経営指針を作成して会社が変わった話でした。
経営指針を作成する前に社員の激白から能登社長自身が成長されて
経営者が変われば会社が変わるといった事が伝わる素晴らしいお話でした。
同友会の入会は1990年とん事でしたのでもう30年のベテランです
福山支部の企画委員長を受けた時に全国の素晴らしい取り組みをされている経営者をお招きする支部の委員長が経営指針を作っていないのはいけないだろうと昔作っていた経営指針はありましたがそれとは違う本当の自分の目指している会社像を思い描きながら経営指針づくりを行いました
大切にしている事は
全社一丸
愛されたい
社員の幸せ
この理念をベースに会社運営を行いました
また、なにかのセミナーで教えてもらった開発会議を会社でも行おうとスタート
当初、開発的な話とはかけ離れた会社への不満が溢れていたが、我慢して続けていくうちに前向きな話が出てくるようになり、今ではネタの宝庫になっている
何事も継続する事が大切だが、相手の思いをしっかりと聞き取る姿勢を示す事も経営者には必要だと言う事が伝わるエピソードでした。
支部長を受けた事も会社を大きく発展させるきっかけになりました
支部長時代にスローガンで掲げていたGCH企(業内総幸福)これを会社にも当てはめて日鐵内総幸福として活動を始めました。
改善の活動などみんなを巻き込んで行いました
見える化
コミュニケーション
還元
を社員に約束し、新しい取り組みにも積極的に取り組んでいく風土を作りました
苦労はしたが、残材管理の実現によって今までは、7億の売り上げの時に在庫は4億だったが、今は18億の売り上げで在庫は2億ほどだという
在庫は減って売り上げは2倍以上になっている
社員がその気になって活動を行ってくれれば会社が発展していく典型的な事例だと感じました
社員の力を引き出してやる、経営者一人では何もできない
S=V&HW 成功はビジョンとハードワークがあって実現できる
そして社長と社員とは立場は違うが人としては対等である。
未来永劫発展し続ける会社は働いている人が生き生きとしているそんな会社であると私は思ってます。
日鐵鋼業はまさにそんな会社です
大変勉強になりました