21年4月6日福山市リサイクル工場に視察に行きました
2024年(令和6年)8月に次期ゴミ処理施設が稼働予定です。
同時に現在使われているごみ固形燃料工場と3つの焼却施設は休止予定となっております。
その前にしっかり現在の施設を見ておこうと思ったのと、生活に身近なごみ処理の流れを把握したくて箕沖のリサイクル工場をはじめ、ごみ固形燃料工場、福山リサイクル発電事業、福山リサイクルセンターを見学させていただきました。
- 遊具
- リサイクルプラザ~次世代エネルギーパーク~
- クリーンセンター管理棟(環境施設課事務所)
- 埋立施設
- プラスチックごみ、不燃ごみ投入場所
- ごみ固形燃料工場(RDF製造)
- 福山リサイクル発電事業(民間)
- 福山リサイクルセンター(民間)
離れたところからみた、ごみ固形燃料工場と福山リサイクル発電事業の外観
リサイクルプラザに向かい途中の瀬戸内海の景色がきれいだったので写真を撮りました。
リサイクルプラザ入口
遊具
子ども達を遊ばせるのにとてもいい広場があります。
大人の私も使いたくなるような遊具が沢山ありました。
特に2人で自転車みたいなものにのってぐるぐる回る遊具はやってみたいなと思いました。
広場の中に瀬戸内の島の説明看板がありました。
リサイクルプラザ~次世代エネルギーパーク~
ごみ処理の流れなどを学べるリサイクルプラザ
小学生などが沢山ここにきてごみの処分の流れや、リサイクルについて学びます。
- 施設見学、バス見学の受付
- リサイクル体験講座の受付
- 出前講座の受付
- イベント用ごみ箱の貸し出し
- 3Rの実践
- 環境にやさしい取り組みの実践
クリーンセンター管理棟(環境施設課事務所)
埋立施設
箕沖埋立地
埋立容量 2,123,000㎥ 残余 303,047㎥
埋立ゴミが増えれば埋め立てられる敷地、容量には限界があるためどんどん埋立場所が必要になってしまいます。
なので皆さんでごみを出さない活動を行っていきましょう!!
ちなみにその他の埋立地の残余は
慶応浜埋立地
埋立容量 155,800㎥ 残余 8,069㎥
深品埋立地
埋立容量 75,000㎥ 残余 36,004㎥
新市埋立地
埋立容量 60,000㎥ 残余 42,584㎥
内海埋立地
埋立容量 10,700㎥ 残余 5,226㎥
リサイクル工場から見た箕沖埋立地
ごみ固形燃料工場から見た箕沖埋立地
リサイクル工場
プラスチックごみ、不燃ごみ投入場所
畳、段ボールなどもこちらで重機で破砕した後に破砕機に投入する
畳は一時期大量に集まって破砕処理に時間がかかったため、
現在は1家庭1日10枚までと制限させてもらっています。
皆様のご協力があり、現在は適正に処理がされております。
フロアーの右端に畳が積み上げられています。
奥が段ボール材
一番手前のシャッターが閉まっているところがプラスチック投入口
その隣の人が手作業で投入しているところが不燃破砕ゴミを受け入れる扉です
奥が燃やせる粗大ごみです。
汚れたペットボトルはリサイクル出来ませんので、たばこの吸い殻などを入れずに、きれいにペットボトルは使用してもらえばリサイクルに回せます。
医療機器や注射針などは市で処分は出来ません
針が入っていると分別を手作業でやっている人がけがをする可能性があります
注射針などは必ず医療機関で回収してもらってください
選別をする部屋で人の手で一つずつ選別作業を行っております。
この手間を少しでも減らすために、ゴミ出しの分別はきっちり行っていただければありがたいです
ペットボトルのふたをとる作業にかなりの労力がかかりますので、
処分するときはふたを外して捨てる癖をつけてください
資源ごみ
可燃ごみ
中央制御室
クレーンで攪拌を行う
プラスチック資源のピット
全てプラスチックです。
一番恐れているのは、プラスチックごみの中にモバイルバッテリーや、ライターなどの発火物の混入があった時にこのプラスチックピットはエネルギーの塊なので大火災につながってしまいます。
その辺の
分別を皆さんお一人お一人が意識することが大切です
ごみ固形燃料工場(RDF製造)
可燃ごみのピット
4系列で処理を行っております。
75t×4系列=処理能力300t
ちなみに次期ゴミ処理施設は処理能力が600t
2024年に休止になる3つの施設のそれぞれの処理能力は
西部清掃工場 150t/24h
深品クリーンセンター(神辺) 80t/16h
新市クリーンセンター 30t/8h
さらにおまけに次期ごみ処理施設が完成した時に受け入れる府中市と神石高原町、庄原市のごみ処理能力は
府中市 60t R3年3月人口 37,426
神石高原町 11t 人口 8,670
庄原市 19t R3年2月人口 34,049
となってます。
可燃ごみの中に実際に入っていた金物や家電
そのため破砕機の刃物が割れてしまい施設が復旧工事で稼働できなくなりました。
ごみの収集時の確認方法を行政の方でも検討中ですが、一番はごみ出しをする皆さんの意識向上が一番です。
しっかり分別を行い多くの方に迷惑をかけないように取り組んでいきましょう!!
福山リサイクル発電事業(民間)
JFEエンジニアリング製のガス化溶融炉プラント
福山リサイクルセンター(民間)
こちらではスチール缶、アルミ缶、ガラス瓶などを資源回収してスチール缶、アルミ缶はプレスをして運搬しやすい形に成形した後販売してます。
第2、4水曜日の資源ごみ回収の日にはこの場所があふれるくらい資源が集まるそうです。
資源ごみをホッパーの中に投入
破砕しながらごみ袋を外しコンベアで上に送られてきます。
上ではそれぞれの人が手作業で分別を行います
仕分けされたアルミ製品
スチール製品
ガラス瓶は右の透明と左の茶色の瓶に分けます。
ビン類は500円/トン
1円にもならないガラス瓶
資源回収できないもの
スチール缶、アルミ缶をプレスする機械
アルミ缶で100円/kg
スチール缶で20円/kg
リーマンショックやコロナ、米中などの外部環境の影響をもろに受けて市場が変動するそうです。
広島安佐南工場火災の記事