5月19日
松永地域農業振興の話
松永地域の農地の活用を考える為に「人・農地プラン」の勉強会を西部市民センターにて行いました。
福山市では令和3年度農林水産業に力を入れるために、4年ぶりに経済局の中に農林水産担当部を設けました。
今まで、農業に関する課題が地産地消課と農地課で別れていましたが新たに農業振興課として一つにまとまりました。
その農業振興課に新たに課長に就任しました宮谷課長と前から農業に関わっている延平次長に松永支所に来てもらい、人・農地プランの説明をしてもらいました。
コロナ感染対策で少人数(11名)での開催としました。
農業振興課の延平次長に人・農地プランの説明をしてもらう
配布された資料
市内の現状
市内ではこの人・農地プランに取り組んでいる地区は16地区 その中でも担い手などが不明で実質化が出来ていないところも多い
実質化が認められている地区は5地区
農地の今後をどのようにするのか意向を調査するにも皆様の協力が必要
この取り組みを進めていくにも地域が主体となって行っていく必要がある
メリット
人・農地プランを取り組むメリットは
1,地域の現状がはっきりする、みんなと共有できる
2,まとまった農地を設定することが出来る
3,担い手に対して国の補助が受けられる→農業次世代人材投資事業(45歳未満)、強い農業担い手づくり交付金3/10補助
中心経営体
人・農地プランを進めるためには中心経営体が必要になる
中心経営体は農業を営んでいる人でないといけない
自治会が中心になって人・農地プランを進めていく事が出来たとしても中心経営体にはなれないので事務局、窓口として対応してもらうようになる
平さんが自治会長に対応してもらうのは負担も多く難しいのではないか?
その地域の農業を昔から中心的にやってこられた人を集めて取り組んでいくのがいいといった話がでた
人・農地プランでは将来の地域の農地を考えた時に、中心経営体に農地の集積化をしていく事が含まれている
農地の所有者
農地の所有者は農地台帳があるので調べることは出来るが、リスト化をするには所有者に公開することの許可をもらないといけない
農業委員
松永地域では農業委員は3人いる(津之郷の岡本さん、本郷の石井さん、神村の小林さん)
農業推進委員は4人いる(神村の平勝義さん、金江の宮澤さん、本郷の井上さん、藤江の寺本さん
進め方
人・農地プランの進め方は、まずは
①農地の所有者に向けてアンケートをとる(地域の声を聴く)
地域の農業者の年代分布や後継者の有無といった地域の状況がわかるようにアンケートを行います。
取り組んでいるところの話を聞くと早くて10か月はかかっている
内容は面積、現状、貸したいかどうか
回答してくれた農地所有者の耕作面積が対象地域の過半を占めていることが必要
アンケートの必須項目は
回答者の年齢
農業後継者がいるかどうか
任意で
耕作地を今後どうしていきたいか?
農地バンクをどう活用したらいいと思いますか?
ステップ2
地域の状況を地図化します
ステップ3
地域の様々な機会を活用し5~10年後の将来、地域の農地を誰に担ってもらうかについて話し合います
自治会などを中心に進めると自治会の役には任期があり継続して長期的な動きをやりにくいので難しい