2023年1月11日
広島県中小企業家同友会福山支部でおなじみになっている
新春丸山先生の講演会に参加しました。
世界と日本の政治経済の情勢
政治的不安定な状態となっている
経済で政治動向が決まってくる
世界が成長段階であるときは、紛争は起こりにくい
世界の成長がある程度成り立った今、グローバル資本主義の終わり
経済の構造的脆弱性
格差と貧困の拡大は、社会の対立と分断の拡大
緊急事態が歴史のシナリオを早める
(ユヴァル・ノア・ハラリ)
グローバル資本主義が終わりかけていたところでコロナパンデミックや、ロシア、ウクライナ戦争が起こった。
それによりジワリと行くシナリオが一気に進んだだけ
いずれは今と同じ状態になっていた。
「エネルギー危機」「食糧危機」の可能性も!!
ロシアの戦略
食糧(小麦)、エネルギー(天然ガス)を武器とする
小麦が3割UPして、パン屋さんは13%価格を上げざるおえない
購買点数が8割となる。
価格転嫁は出来たが、購買点数が下がってきている。
コロナ禍が教えてくれたこと
移動が経済活動の基本条件だった
世界は三極化へ
今までは
G7(米、欧、日)と強権主義を特徴とする勢力(中国、ロシア)だった
そこに中立を行動規範とする勢力(インド・東南アジア・アフリカ)
中立を行動規範とする勢力に
政治、経済の力が強まってくる
株価、為替は読めない
投機が経済を動かしている
投資と投機の違い
投資は不動産や、株式でもどこの会社の取組内容などで選んで投資をする
投機は内容は関係ない
武器をつくっている会社であろうと、環境に悪い活動をしている会社であろうと価格に対してのみに注視している
構造的な脆弱性
金融商品の投機性とレバレッジ
てこの原理
オプション取引
1千万を買う権利を買う 1千万の権利を10万円で買える
ギャンブル性が高くなっている。
競馬よりも予想がしにくい状態になっている
これからの時代に向けての経営
新常識(ニューノーマル)時代への移行が始まっている
DX(デジタルトランスフォーメーション)
VAR
web通販・注文、予約が当たり前
VR・ARで「実用」から「研修」まで
IoT、AI、ドローンが実用化
シェアビジネスの普及→これが当たり前の時代になる
顧客を手に乗せる→顧客の掌にのる(スマホで注文、選ばれる)
中小企業は大手の開発した先進的な技術を活用して、ビジネスをつくる
GX(グリーントランスフォーメーション)
2050年カーボンゼロへの投資で経済成長
二酸化炭素の排出に税金がかかる
炭素税、国境炭素課税
「排出権」の取引が始まる
転換と危機の時代
危機的な時代をチャンスに変えることが出来るか?
ちょっとした差が大きな差につながってくる
「独自商品がないから、売れない」は大きな勘違い
成長している中小企業はローテク・オリジナリティ
差異化は提供の仕方がポイント
新たなチャレンジへのヒント
つなぐ・つながる
同業者がライバルではなく仲間になる