福山市議会議員 田口ゆうじ コミュニティマーブル

関わる全ての人を幸せにしたいが私の理念です。多くの人が関わり合って助け合いながら共同で街をつくっています。街づくりを通じて幸せを感じれる人生を築ければこれほど素敵な事はないです。皆さんと楽しみながらいい街をつくりたいと思ってます。そんな考えの私が街に関する事、面白い取り組みなどを発信していくブログです。どうぞよろしくお願いいたします。

【教育】イエナプラン教育ってどんな教育?

ドイツで発祥したイエナプラン教育は

オランダで普及しました。

 

私はこの本でイエナプラン教育を勉強してます

 

 https://www.yujitaguchi.info/entry/2020/06/08/080504

 

 

 

グローバル時代の人間形成

今までの学校教育は産業の発展の為、国力を増強するために作られていました。

人々が工場や組織の中であたかも機械の一部の様に働くことを目的とした教育。

その結果多くの子供たちが不良品がふるいにかけられるように個性を潰され人間としての尊厳を奪われてきました。

 

しかし近年、時代は大きく変わり人間の仕事がAIにとって代わられると言われるようになり、自信を無くした若者が多くあふれているそんな状況を生み出してしまいました。

 

そんな時代の中、また自然の驚異や外部環境の大きな変化が次々に訪れるなか、様々な状況を、答えのない状況の中でも力ずよく生き抜く力を育む教育こそがこのイエナプラン教育だと私は感じております。

 

そんなイエナプランの教育は主体的・対話的で深い学びを基本としています。

 

子供たちが生まれながらに持っている発達への力を信頼し、それに根ざして子供たち自身から生まれる好奇心に基づく学びへの動機づけを尊重します。

 

毎日数回、必ず全員で円座になって対話する時間を設けます

 

子供たちは他者の迷惑にならない限り、自分の活動の必要に応じて教室内、学校内を自由に主体的に動くことを保証されています。

また、一人で静かに学ぶことの重要性も認めて、その為の場所や時間を意図的に用意しています。

 

【教える】から【育む】へ

学校を知識伝達の【教える】場から、子供たちの発達の力を信じて【育む】場とする考え方につなげる

 

学年制の破綻

学年といった大きなくくりの中で同年齢の子供たちだけを集めて行う学校教育のあり方がどれほど多くの落第生を作って来たかについて考え学年制はすでに破綻しているとイエナプランの創設者ぺーターセンは批判している

 

異年齢学級は学級を個性のない複数の子供たちから成る「集団」とみなすのではなく、一人ひとり異なる個性に注目するものです。

 

その異なる個性は子供同士の学びを刺激し、学びを子供主体のものにしていきます。

 

自分と他者の異なる個性を受入れ違いを受け入れる学校共同体はやがて子供たちが社会に出て行ったときに多くの物事を受け入れることが出来る人間性を発揮し社会全体が許容性がある社会になる

 

若くてこれからとバリバリ働ける世代が引きこもりやニートになっている。

その子たちが悪いのではなくて社会のある意味決まりの枠に当てはまらない人はダメといった空気感で苦しんでいるのではないだろうか?

 

どんな人でも活躍できる社会を実現するために持続可能な開発目標SDG'sでよく耳にするようになった

 

過疎地域が増えてくる中、学校再編も計画の中にどんどん出てきました。

 

偏りのない教育機会を提供するための第一要件

複式学級といった違う学年が一つの教室で授業を受けるそんな枠組ではなく、明るい未来を実現するために学級といった概念自体をなくし自発的に学び、同じ教室に年齢の違う生徒が集まり、お互いに教え合う、お互いに支え合う関係が自然に作られる教育

それがイエナプラン教育だと思います