熊野JAの敷地内にある【クローバー】に視察に行きました。
クローバのなりたち
元々は地元のスーパー『オンリーワン』があったそうですが、撤退されて7年間
熊野にはスーパーが無くなって非常に不便な状態だったとの事です。
そこで地域の人たちが力を合わせて行政も支援を行い8年前にこのクローバーが出来たとの事でした。
スタッフも地域の方にボランティアで来ていただいて運営を行なっていたそうです。
しかし、お話を聞かせていただいた自治会長の田中光洋先生(元々市議会議員の先生で何と私と同じ誠友会の先輩議員でした!)が運営に関わった時から少しでも人件費を出さないと継続出来ないとの思いで、少ないですが給料を出すようになったとの事でした。
こちらのスペースは公民館が管理しているコミュニティスペースです。
店内の雰囲気
店内には日用品から食品とあらゆる物が陳列されていて充実した品揃えでした。
この辺の仕入れにも色々と苦労をされている事をお伺いさせていただきました。
商品棚には予約品もあり、事前に皆さんが頼まれた商品を保管しているスペースもありました。
地域でとれた野菜も販売されていました。
そして、この、クローバー号で外出が困難な方には配達までされているとの事です。
この配達がとても重要で高齢者の一人暮らしの方が元気でいるのかどうかの確認もできます。
高齢者支援でおでかけ支援などがあり、いくらか行政からの補助は出ているみたいですが、この配達などにも使える支援など、これからの高齢化社会には柔軟に対応していく必要があるのかなと、お話を聞きながら感じました。
熊野町でのイベントや情報も定期的にチラシを作って流されていました。
この絵画は田中さんのお父様が描かれたもので熊野町を描いた唯一の作品だとのことでした。
まとめ
人口減少の中、それぞれの地域で生活を守っていくために色々な取り組みが活発に行われています。このクローバーのような取り組みが今後他の周辺地域(都市部以外の地域)には必要になると思ってます。
理想は若い人が多く移住していてくれて、街に活力がみなぎって商売がどんどん行われるような状態がいいですが、そこまで持っていくためにもまずは保全、保護の活動を継続させながら多くの人を巻き込んでいく必要があるのかなと感じています。
先日アップした里山学校プロジェクトをきっかけに田中さんとも出会えましたし、クローバーの事も知りました。
里山学校を通じて里山の魅力を全国に発信して多くの人がこぞって田舎に住みたいと思えるような環境を作っていきたいと思ってますし、これは実現できる事だと思ってます!
皆様の力をお貸し頂き、みんなで里山を盛り上げていき
周辺地域のブランド化を実現していきましょう‼️